「唐変木」は三線も買えるイカ墨そばや田芋パイが絶品のレストラン

こんにちは。西表島あそび編集部です。

本日ご紹介するお店は、西表島の地の食材を使った独特の料理や沖縄の定番料理も食べれるレストランで、地元の人だけでなく観光客にも大人気のお店「唐変木」さんです。

料理写真はページ下にインスタグラムのリンクを貼っていますので、ぜひ参考にしてみてください。食べログやGoogle検索も貼っていますので、訪問の際はぜひ参考にしてみてくださいね。

唐変木の場所と行き方(アクセス)

唐変木の場所ですが、西表島西部地区にあります。

「月ヶ浜入り口」のすぐ近くで、上原港から車だと10分くらいの場所。人気のホテル、星野リゾートがある場所から歩いてすぐのエリアです。県道から１本中に入ると見える唐変木は狭い路地の奥にあるので少しわかりにくいです。ちょっと秘境感があったワクワクしませんか？

隠れ家的レストラン唐変木

大自然の中にポツンと佇む唐変木。海もすぐ近くにあり、店の周りも木々で囲まれているため何とも言えない雰囲気たっぷりのお店、これは味にも期待できると直感的に感じるはずです。外観もとっても清潔感があってオシャレですよね。

大工の店主がこだわって作ったお店

沖縄に古くから伝わる琉球建築が美しい外観は全て店主のこだわり。赤瓦や石垣が風情を感じるお店です。店内も西表島の中でも綺麗で清潔感がたっぷり。観光客も多数通う名店と言えます。

店内は座敷も完備。子供連れでも安心して訪問できるも唐変木の魅力。畳風のゴザがひかれているので優しい匂いを感じることができます。子供が多少騒いでも気兼ねなくご飯を食べる事ができるのでママにもおすすめです。

実は唐変木の店主は大工さんでもあり、手先がとっても器用なんです。赤瓦や石垣も店主プロデュースですし、テーブルや什器も全て店主の手作りなんだそう。料理が届くまでの間に器やテーブル等を眺めているのも楽しいですよ。ぜひ店内で使われている備品もチェックしてみてくださいね。

店主手作りの三線も購入可能

信じられないかもしれませんが、店内に並んでいる三線は店主の手作り。外装に内装、店内の什器まで全て手作りなので、店主の器用さはわかるのですが、まさか楽器まで作れるなんて驚きです。この三線は購入も可能なんですよ。

ガイドさんに聞いてみた所、実は唐変木の店主は三線の生産で有名な方なのだそう。店内の奥に工房も完備されており、たくんさんの観光客が店主の三線をお土産に買って帰っているようです。西表島ののどかな雰囲気と三線の音はベストマッチしますよね。

気になるメニューと値段はこんな感じ

気になる唐変木のメニューですが、観光客が食べたい沖縄郷土料理を中心に、珍しい食べ物も用意されています。ゴーヤチャンプルーから豆腐チャンプルー、ワタリガニの一種であるノコギリガザミを使用した料理などバラエティ豊富です。

味は全て満点。料金は平均1000円弱といった感じでリーズナブルな価格も魅力ですよね。西表島の猪はどんぐりを食べて育つので、イベリコ豚よりも美味しいと評判です。昔はお刺身で食べる事もできたそうです。今は法律でNGですが…

琉球イノシシを使用したカマイーチャンプルー

こちらは西表島の名物である猪を使ったカマイーチャンプルーです。西表島ではイノシシの事をカマイーと言います。値段は1700円と少し高めですが、その分のボリュームは十二分にありますよ。ドングリを食べているだけあって、獣独特の臭みは全くないです。食べると皆さんびっくりすると思います。

島民はやっぱりカレーライスが大好き

一緒に訪問したネイチャーガイドの方は「中身カレー」を注文。中身って何の中身？と思いませんでしたか？中身とは豚の内臓の事、つまりモツカレーです。本土ではホルモンカレーと言いますかね？ルーはスパイスも効いていて本格的で美味しい。料金は1000円です。ホルモンカレーが1000円はとってもお得です。

西表島は離島なので、美味しいカレー屋さんはあまりありません。やっぱりカレーは定番料理なので、色々なお店で楽しむことができる料理なんです。西表島のカレーは島で独自の進化を遂げたカレーと言えます。手羽先や野菜などカレーメニューも充実しています。

唐変木一番人気はイカ墨「すみ汁そば」

唐変木に来たらぜひ食べて欲しい名物料理と言えばイカの墨をふんだんに使った、すみ汁そばやすみ汁定食です。和風だしの美味しいスープの中に癖のあるイカ墨がたっぷり。真っ黒なスープは最初ビックリするかもしれませんが、味は抜群に美味しいです。

すみ汁そばの具材にはイカと長ネギが入っていて、麺はモチモチとした八重山そばです。唐変木のイカ墨ソバは是非一度食べてみた欲しい味。すみ汁そばの方が八重山そばよりも人気という理由にも食べれば頷けます。さらに残ったスープとご飯を混ぜて食べるのも美味しいですよ。

食後は唐変木の有名スイーツ「田芋パイ」

最後に食べるべきメニューは「田芋パイ」。デザートは別腹ですからね。浅い水を張った畑で栽培する芋を西表島では田芋と言い、その芋を使った餡がパイの中に入っていてとっても美味しいです。

お持ち帰りとしてこれだけを買いに来る方も多いそうで、こちらも唐変木の名物メニューとなっています。優しい甘さの餡が食後のデザートに最適です。

レストラン唐変木のまとめ

西表島で美味しくて少し変わった名物料理を食べたいのであれば唐変木がおすすめ。すみ汁そばは一度食べると癖になる味ですし、残ったスープは白ご飯とも相性抜群で食が進みます。

もちろん島の郷土料理も全て美味しいですし、最後のデザートに田芋パイを注文することもお忘れなく。優しい甘さ控えめの餡に癒される事間違い無しですよ。いのしし料理、デザートなど、どの料理も本当におすすめです。

編集部が訪問した時は、すぐ横の森からいのししが出てきました。西表島のいのししはちっちゃくてミニブタサイズ。とっても可愛かったです。雰囲気のある西表島のレストランを探している方は是非唐変木へどうぞ。