西表島の聖なる紫の花「セイシカ」を見ながらユツンの滝へトレッキングに

ユツンの滝

おはようございます!西表島あそび編集部です。

今日はとっても寒い西表島。時期は3月の後半なのですが、風がとっても強く吹いており、体感温度はかなり低く感じます。西表島は亜熱帯の気候なので、天気がとても変わりやすく、雨具などはツアーの際もぜひ持ってきてくださいね。

こういった少し肌寒い日はトレッキングには最適。という訳で今日はユツンの滝のトレッキングに行くことにしました。

3月は平均的に25度を超えるので、通常ですと汗だくになるところですが、今日はとっても過ごし易く、快適にトレッキングを楽しむ事ができました。

西表島を代表する花「セイシカ」がいっぱい

ユツンの滝

セイシカという花をご存知ですか?ユツンの滝のトレッキング道中にはセイシカの花がたくさん咲いています。

セイシカは漢字で書くと、聖なる紫色の花。生息地は西表島と石垣島のみの珍しい花で、色も薄い紫というかピンク色で可愛らしい花なんです。幻の花と言われるくらい美しく珍しいのがセイシカです。

セイシカは大きいと10メートルを越える

ユツンの滝

セイシカはとっても大きい木で、一般的には2メートルから5メートル程度の大きさなのですが、大きいものですと10メートルを越える物もあるんです。葉っぱの形も特徴的で狭長楕円形。葉先尖っていて少し怖いです。

亜熱帯にある葉っぱの代表といった見た目でツルツルした上部な葉なのが特徴ですね。

セイシカの花は2月~4月が見頃に

ユツンの滝

セイシカが咲く時期は西表島では主に2月~4月頃で、淡い桃色の花が咲きます。枝先に3個~5個程度の花を付け、はかなくてとても優しい色がトレッキングの途中に心を癒してくれます。ツツジ科の花で、英語名は Rhododendron latoucheae と言います。書いてみたものの、僕には英語はまったく読めません。

日本の学術名はヤエヤマセイシカと言うそうですよ。漢字で書くと聖紫花です。セイシカはなかなか見ることができないので幻の花と呼ばれていますがガイドの僕からすれば、どこで咲いているのか把握しているので実は幻でも何でもありません。セイシカが咲き始めるともうすぐ春が来るなーという感じで四季を思い出させてくれる、そんな素敵なお花なんです。綺麗なセイシカが散り、その上をトレッキングしながら歩くのもまた贅沢な西表島ならではの楽しみ方の一つです。

セイシカを見ながらユツンの滝へのトレッキングは最高

ユツンの滝

3月は分かれの月、卒業旅行やクラス替えなど悲しい別れがありますが、その後には新しい出会いが待っています。西表島では春の事を「うりずん」と呼びます。新しい季節を迎えるのに西表島は最適ですよ。

カヤックやシュノーケリングもおすすめですが、ぜひユツンの滝のトレッキングも楽しんでみてください。亜熱帯の山をジャングルトレッキングすれば色々な生き物が見れてとっても楽しいですよ!