ピナイサーラの滝 冬

アクティビティは実は冬が良い?西表島の冬シーズンツアーがおすすめの理由

西表島 冬シーズン

西表島の季節は冬。本土ではストーブをつけてコタツに入り寒い冬を過ごしているはず。

そんな寒い冬の中、西表島あそび編集部は短パンにTシャツでツアーに同行しています。秋~冬でも日中はTシャツでも全然大丈夫な西表島。写真のお客様の服装を見てもらえばわかります。風が強い日はスエットやジャージを用意すれば万事OK。ツアー中はネイチャーガイドがカッパや上着をレンタルしてくれるので寒くなっても全く問題ありません。

西表島は冬に来るべきな理由をご紹介

西表島 冬シーズン

少し風が強い日であっても、流れのほとんど無いピナイサーラの滝は全くカヤックで進むことに問題はありません。ゴールデンウィークや夏休みなどは、たくさんのカヌーでごったがえすこの川も、お客様二人でほぼ貸切状態。静かなマングローブはとてもリラックスできます。

西表島の冬シーズンのアクティビティがおすすめの理由は、人が少ないことなんです。西表島の大自然をほぼ貸切で楽しむことができちゃう。これほど贅沢なことはなかなかありません。

西表島 冬シーズン

普段のハイシーズンであれば、このあたりには無数のカヤックが浮いていて、ガイドさんはカヤックを川に入り押しのけて進みます。

ところが冬のシーズンはたったの2つ。なんだか寂しい感じもしますが、人が少ない方が絶対にたのしめます。しかも冬と言ってもそこまで寒くないのが西表島。日中は25度近くまで上がるので、逆にカヤックを漕いでいたり山を登ると熱くて汗をかいてしまいます。冬最高です。

冬のおすすめアクティビティはトレッキングとカヤック

西表島 冬シーズン

西表島の冬のアクティビティでおすすめなのは、やっぱりトレッキングとカヤック。静かな大自然を楽しみたい、そんな雰囲気が大好きな人はご予約の時にメールなどでお伝え下さい。できる限りそんな雰囲気をネイチャーガイドは提供したいといつも思ってます。

冬は日中は20度近くになる時もありますが、風が吹くと10度くらいになり、時折肌寒いです。その中で海の中で泳いだり滝つぼに飛び込んだりするのはちょっと寒いのでおすすめできません。なのでトレッキングとカヤックは適度に涼しくて気候的にベスト。イメージとしては、本土の暖かい時期の春や秋に近い体感ではあります。

西表島の冬の気温は?

西表島 冬シーズン

冬は朝の寒い時で10度くらいに下がる時もありますが、普通は平均的に15度以上あります。日中は20度を越える時もあるので、暑い日は本土で暖房を付けている時に西表島では冷房を付けることも普通にあります。冬は人も少なく空いていて、しかも飛行機などのチケットも安い、そして適度に暖かいのでカヤックやトレッキングに最適、という様な気候なんです。

夏場のトレッキングはきっちりと水分補給をしないと熱中症になってしまう可能性もあるので大変。ただ、シュノーケリングやダイビングは冬はさすがに向いていません。ずっと水の中にいるのはとっても寒いです(笑)

西表島 冬シーズン

今日はとっても暖かいし山に入るのも僕らが最初と言うこともあり、キノボリトカゲはわんさか発見できました。ツアーガイドさんはトカゲが好きな女性に好感を持つそうです。なぜだか理由はわからないですが、精神の強さに惹かれるのかも…とのことでした。

冬でも動植物はいっぱいの南国

西表島 冬シーズン

西表島では冬でもたくさんの花が咲きます。日中25度ですから花が咲くのは当然のことです。ジャングルトレッキングもたくさんの植物や動物を楽しむことができるので、夏ほど虫はいませんが、冬でも楽しいことは間違いありません。

そして歩くこと40分。西表島で一番の絶景、ピナイサーラの滝の滝上に到着しました。地面が雨に降られて濡れているように見えますが、これは冬に多く見られる現象で、北風が吹き上げ滝の水が戻ってきているんです。冬はやはり風が強いので、滝の雨が降るんです。

地面が濡れているので足を滑らせるのだけは注意してくださいね。落ちると本当に死んじゃう可能性が…それ以上前に行かないように気をつけてください。まだ落ちた人はいませんが、いつもハラハラします。

冬の西表島は八重山そばが美味しい

西表島 冬シーズン

ジャングルトレッキングも終わり、そろそろランチの時間になります。ピナイサーラの滝上で食べるランチは絶品。

ツアーガイドさん手作りの八重山そばを今日はご用意。冬のアクティビティツアーの良い所と言えば、あったかい八重山そばが特に美味しいこと。真夏の30度を越える気温の中で、熱々の八重山そばを食べるよりは、少し肌寒いくらいの季節で食べる方が美味しいですよね。

西表島の冬の服装は?

西表島 冬シーズン

滝上でのランチもそこそこに、次はもののけの森を抜けてピナイサーラの滝つぼを目指します。

最近の大雨もあり大迫力の滝つぼ。水量は申し分なく見応え抜群で、風が強いこともあり左右に水がダンスしているように落ちてきます。滝の脅威を感じたい場合は近づいて行けばすぐに感じられます。この様な風の強い滝つぼでもTシャツに短パンで過ごす事ができるのが西表島の冬。服装には何の心配もありません。

雨が強く、風が強い日などは、ツアーガイドさんがカッパを貸してくれますので安心してください。基本は夏の服装で問題ありません。

西表島 冬シーズン

冬にも関わらず、今日のお客様はピナイサーラの滝つぼへ大ジャンプ。素晴らしい写真が撮影できました。

冬の滝は少し寒いですが、それでも25度。飛び込めない冬の温度ではありません。ただ、ガイドさんもさすがにおすすめはしてなくて、横でニコニコ眺めているだけでした。子供心に戻って遊んでしまう魅力が滝つぼにはあります。
西表島 冬シーズン

ピナイサーラでは人ごみが普通なので、冬で誰にも会わないと少し不安になります。

でもこれが冬の西表島の魅力。静かな滝を独り占めできるのは本当に素晴らしい。冬の西表島こそリピーターさんが狙う一番良いシーズンと言っても過言ではありません。夏はシュノーケリングが最高なので、冬はジャングルトレッキングを最大限楽しみましょう。

西表島 冬シーズン

少し喉が渇いたお客さん。ガブガブと滝の水を飲んで、マングローブの川をのんびりカヌーで漕いで帰ります。ちなみにピナイサーラの滝上の水は軟水でとっても美味しいです。滝上に行った際はぜひ自然のお水を飲んでみてください。

冬の西表島を楽しんだお客様より「最高の思い出ができました!」と、わざわざツアー後にガイドさんにメールをくれたそうです。この言葉を聞くために島の動物や植物を勉強して魅力を発信しています。せっかく来て頂いたからには楽しんでもらわないとガイドさんは言います。ガイド冥利につきますね。

西表島の冬がアクティビティに向いている理由まとめ

西表島 冬シーズン

秋から冬になり、本土では暖房必須の時期になりますが、西表島の冬はアクティビティには実は最高なんです。

カヤックやトレッキングは夏ほど暑くないので比較的簡単に楽しむことができますし、熱中症の心配もありません。しかも航空券のチケットや宿の費用も安いのでお得に西表島に来れます。あとは何と言っても「観光客が少ない」ことです。マングローブや滝を貸切で楽しむこともできますので、ぜひ冬シーズンでも西表島に遊びにきてくださいね!