ピナイサーラの滝 西表島

西表島アクティビティの王道「ピナイサーラの滝」の魅力総まとめ

滝の数は100をも超える西表島。大小40の川があり、アクティビティポイントに困ることが無いほどの大自然が残る島が西表島です。逆にスポットが多すぎて観光客の方はどこに行けばいいか迷ってしまう事もあります。

そこでネイチャーガイドさんが選ぶ一番おすすめのツアーを西表島あそび編集部がご紹介します。「西表島が初めて!」なんてそんな人はまずはこの記事のツアー「ピナイサーラの滝」ツアーに行ってみてください。

西表島最大の名所ピナイサーラの滝

西表島あそび編集部が今日は沢山あるアクティビティの中で、なぜピナイサーラの滝なの?何が実際の所おすすめなの?という声にお応えします。人気があるのはきっちりとした理由があるんです。

沖縄県&西表島1の落差を誇る滝

一番大きな魅力は沖縄でナンバーワンの落差の滝という点です。落差から来る迫力は相当なもので、沖縄の方言でピナイは「ヒゲ」。サーラは「垂れ下がった」と言う意味も納得。仙人のヒゲのように雄大な景色が楽しめます。

その大迫力の滝のすぐ近くまで行けるのもポイント。柵や展望台など、少し遠くから眺めるのが一般的な滝の楽しみ方ですが、大迫力の滝を目の前で見れるのが日本広しと言えどここだけでは無いでしょうか?さらに夏場のシーズンは滝壺にダイビングしたり浮かんだりと自然のプールとして遊べるのもピナイサーラの滝のおすすめポイントです。

ピナイサーラの滝上の神秘の絶景

滝上からの絶景は思わず息を飲むほど。西表島あそび編集部のスタッフも最初ここから島を眺めた時、思わず鳥肌が立ったと言っています。写真では表現できないほどの絶景がこの場所にはあります。

滝上までの道ですが、滝壺からだとおおよそ1時間ほどのトレッキングで滝上まで上がることができます。この手軽さもポイント。ハードすぎると子供やお年寄りが楽しむ事ができませんからね。

標高150メートルほどのピナイサーラ滝上の景色はまさに映画の中の世界。ジュラシックワールドに入っているのでは無いかと錯覚するほどです。得られる感動は計り知れません。

途中、ロープを使ったりと少し難所もありますが、小学生ぐらいなら簡単に登れてしまうような坂道です。実際の所、お子さんを心配してる大人の方の方がだいたい息を切らしてます(笑)

マングローブとジャングルを見下ろしながら、眼下の先にあるのは瑠璃色の宝石のような美しい海。1色では無く4色以上の美しい色が折り重なって表現される海は感動です。

さらにその奥には鳩間島や奇跡の島と言われるバラス島も一望できます。この滝の上の景色が人生で一番と言うネイチャーガイドさんも沢山いますよ。

ピナイサーラの滝までのマングローブカヤック

次にピナイサーラがおすすめな理由はカヤックの簡単さです。ピナイサーラの滝上の景色はそれはもう素晴らしいのですが、マングローブカヤックの体験も楽しくて大人気。

マングローブカヤックは波もほとんどなく、流れもとってもゆるやかで想像よりはるかに簡単。初心者でも全く心配なく楽しむ事ができます。漕いでいるだけで癒されるその絶景は見る価値ありです。多少の風も周辺のマングローブが守ってくれるので、転覆する可能性もほとんどありません。

マングローブ自体が浅い川なので、転覆することはたまにあっても流される事は皆無。さらに空気がとても美味しい。マングローブの葉っぱは酸素の排出量が多く、空気の味も本当に美味しく感じられる程に濃いです。

お隣の石垣島でもカヤックの体験はできますが、日本のマングローブの60%以上をも占めると言われてる西表島。この場所でカヤックを体験しない手はないはずですよね。

豊富なジャングルの植物や生物達

次のおすすめポイントは、西表島を代表する植物や生物の鑑賞ができる点です。日本を代表する大自然の中だから会える動植物がいっぱい。

ネイチャーガイドと一緒に行く事で、色々な生き物の情報も教えてくれますので、さらに知識や情報が深まります。ツアーの参加前に、ガイドさんに「植物に興味がある」や、「爬虫類が好き」などと伝えれば、ガイドさんのテンションも密かに上がりますのでぜひ言ってみてください。動植物が好きだから西表島でガイドをしている訳ですしね。

サキシマスオウノキ

ピナイサーラの滝で見れる動植物をご紹介していきます。まずはサキシマスオウノキ、西表島で2番目の大きさと言われる大樹で、樹齢は300年とも言われます。不思議な形の根っこは台風で飛ばされないように高く大きくなったと言われています。

西表島で一番大きいサキシマスオウノキは仲間川の上流にありますので興味のある方は相談してください。ガイドさんが連れていってくれますよ。根は1年で1センチ伸びるので、樹齢はおよそ300年。単純計算ですね。昔は島民のまな板として使われていたそうで、大きな根っこがあまり見られなくなったそうです。

クワズイモ

シュウ酸カルシウムの毒が根っこにあるため、お芋のような見た目なのですが食べる事ができないのでクワズイモと呼ばれています。となりのトトロの中でもトトロが傘として使っていた葉っぱと見た目が同じなので、アクティビティツアーの途中でもトトロの葉っぱは大人気です。

西表島のクワズイモは小柄な女の子であれば葉っぱの下にすっぽり入ることができます。トトロ気分で写真を撮りましょう。

サキシマキノボリトカゲ

西表島の人気者でカヤックの中に隠れていることもあるので、一緒にツアーにも参加してくれます。爬虫類が苦手な観光客を驚かせることも多々あるいたずら好きな子です。

天気の日ならいつでも見つけることができる人気者。尻尾でバランスを取りながら木を駆け上がって行きます。顔も愛嬌満点で可愛い森の案内人です。

ミナミコメツキガニ

船浦湾の干潟に溢れんばかりの軍隊カニがいます。砂の中に住んでいる小さい青色のカニがミナミコメツキガニ。味はあまり良くないので島の人は食べませんが、釣り針に付けると大きな魚が釣れるのでエサ用に捕まえている釣り人は良く見かけます。

膨大な数のミナミコメツキガニの大群は可愛くもあり、少し肌寒くもあり、小さい生き物がゾワゾワ動く姿が苦手な人にはちょっと辛い光景かもしれません。

ピナイサーラの滝の魅力まとめ

西表島で一番の人気アクティビティツアー「ピナイサーラの滝」、いかがでしたか?行きたくなりましたでしょうか?

大人気のアクティビティツアーであるピナイサーラの滝。その魅力を簡単にまとめますと、沖縄県1の落差を誇る迫力満点の滝、その滝上からの息を飲むほどの絶景。そして老若男女問わず気楽に楽しめるマングローブカヤックとジャングルトレッキング。これら全ての条件が絶妙なバランスで整っている数少ないスポットが「ピナイサーラの滝」なんです。

西表島 ピナイサーラの滝

そんなピナイサーラの滝で欠点を一つ挙げるとすれば、人気がありすぎてハイシーズンは混雑する所です。オフシーズンに行けば比較的空いているので実はおすすめ。航空券やホテルも安いので、冬シーズンに行けばジャングルトレッキングもそこまで寒くなく楽しめますよ。これが年中温かい西表島ならではの楽しみ方です。

以上、ピナイサーラの滝の魅力をお伝えしました。西表島あそびではピナイサーラの滝を効率よく楽しむアクティビティツアーを多数用意しております。ぜひホームページをチェックしてツアーを楽しんでくださいね。