西表島 サガリバナ

西表島の幻の花「サガリバナ」実は沖縄本島でも見れるって知ってますか?

サガリバナ

こんにちは。西表島あそび編集部です。

沖縄県に咲いている有名な花と言えばみなさんどの花を想像されますか?ほとんどの方が間違いなくハイビスカスの花を想像するんじゃないかなと思います。実はハイビスカスは県の花では無く、デイゴという花が県花に指定されているんです。

デイゴの木は10メートルを超えるほどの大きさで春の3月から5月に満開を迎えます。卒業旅行シーズンにはたくさんのデイゴの花が咲いているのを見る事ができます。歌手のザブームが歌う島唄に登場した事で有名になりましたが、八重山諸島、石垣島、西表島ではたくさん咲いている花です。

デイゴがたくさん咲くと台風が多い?

サガリバナ

沖縄の人は、デイゴがたくさん咲くと台風も増えるという迷信を信じている人が多いです。実際の所デイゴは毎年満開になりますし、特に台風と関係しているとは思えないのですが…

ちなみに毎年台風は発生するので、デイゴに特に責任は無いとは思います。なぜこのような迷信が沖縄県で生まれたのかは誰も知らないので深く追求はしないようにしましょう。

デイゴが咲き終えるとサガリバナのシーズンに

サガリバナ

春のシーズンが終わるといよいよ梅雨です。沖縄の梅雨は亜熱帯気候なのでスコールの様な雨が降ります。その雨を潜り抜けると色々な花が咲き始めます。その中でも代表的な花がサガリバナではないでしょうか?

西表島や石垣島に多く分布するサガリバナは八重山諸島ではとても有名な人気の花で、その優しい姿と匂いを一度体験したいと観光客もたくさん鑑賞に訪れます。

さらに深夜に咲いて、早朝に花が落ちるという儚さも桜と重なり、その稀少性から幻の花とも呼ばれて西表島のツアーでも非常に人気になっています。カヤックを漕いでサガリバナを鑑賞するツアーは本当に幻想的で素敵なんです。

サガリバナの名前の由来は?

サガリバナ

サガリバナの名前の由来ですが、下がりという名前の通り、その木から花が垂れ下がって咲くのでサガリバナと呼ばれます。その見た目はまるでブドウの房のようで、とても幻想的で美しい。

首里城の金城の石畳の瑞泉通りでは、サガリバナ鑑賞会が毎年開催されるほどで、八重山諸島だけでなく沖縄県全体でも人気のある花がサガリバナなんです。

観光名所のれているほど、サガリバナ並木があります。朝6時くらいには散っていってしまうので、夜に観に行くか、少し早起きして観に行くのもいいかもしれません。つい最近首里城が焼け落ちてしまいましたので、見に行くと寂しい気持ちになってしまうかもしれませんが…

サガリバナは水面に浮かぶ姿が美しい

サガリバナ

沖縄本島でサガリバナを見るのであれば、那覇市近くの沖縄県庁の前のパレットくもじの1階、外階段脇に大きなサガリバナの木があります。ぜひそちらも沖縄旅行の際には見てくださいね。当然ながら深夜に咲くので早朝にしか花は見る事ができません。

西表島においてはマングローブをカヤックで進みながら鑑賞するサガリバナツアーが大人気。サガリバナのチョコレートのような甘い香りが川全体に広がっていて、5月~7月のこの時期しか体験できない貴重なツアーです。

水面に浮かぶサガリバナを観賞するツアーをお探しであれば、西表島あそびのホームページからぜひ申し込みください。時間は少し早いですが、素敵な幻想的空間を楽しむ事ができますよ!