ウミガメに会える西表島の楽園「船浮集落のイダの浜」グリーンの海は絶景

イダの浜

こんにちは。西表島あそび編集部です。

今日ご紹介するのは船浮。船が浮くと書いて「ふなうき」と呼ぶスポットです。船浮がある場所は奥西表という場所にあり、西表島のなかでも特に海が美しいエリアとして有名です。

しかも奥西表は昔ながらの町がそのまま残った秘境とも言われる場所。なぜ秘境なのかと言いますと、県道が船浮集落まで繋がっていないのです。そのため船浮に行くためには船を利用して訪問するしかなく、昔ながらの自然がそのまま残っている秘境と言われているんです。車も走っていません。

白浜港から観光船も出ていて比較的簡単に辿り着くことができるので、すぐに行ける秘境としてぜひ遊びに行ってみてください。グラスボートで珊瑚礁を楽しんだり、マングローブを船で遊覧するツアーもあるので、楽しみ方はさまざまです。西表島あそびでは、美しい海を楽しむシーカヤックのツアーをおすすめしていますよ。

船浮とイダの浜は西表島の宝

イダの浜

本日はネイチャーガイドさんと一緒に修学旅行で西表島に遊びに来ている学生さんをリポート。日本でも1、2を争うほど美しいといわれているサンゴや海を見に来る旅行は本当に素敵で思い出に残るはず。高校生たちも砂浜を散歩したり海を眺めたりとそれぞれが島の海を満喫していました。

大人になればシュノーケリングをしにもう一度島に来て欲しい、そんな気持ちにもなります。

イダの浜

こちらはグラスボートでの観光ツアー。船の底がガラスになっていて、そこから美しいサンゴや南国の魚を見ることができます。

このグラスボートですが、とても美しいサンゴを見れますが乗り物酔いがひどい方だと間違いなく酔います。乗る前に酔い止めを飲むなど気をつけてくださいね。それかじっと一点を見つめすぎないように注意すれば大丈夫ですよ。

西表島の中でも特に歴史の古い船浮エリアですが、歴史の古いお祭りも有名です。特に豊年祭(ほうねんさい)と呼ばれるお祭りや節祭(しち)など昔ながらのお祭りが今でも行われています。豊年祭は毎年7月下旬から8月上旬の間に開催。節祭は9月から10月の間に行われています。

「時が止まった村」と言われるほどに静かで美しい船浮。人口はわずか50人と少なく、車が走ることもほどんどありません。豊年祭は西表島の祖衲と星立の両村では、実は国指定の重要無形文化財にも指定されているほどの重要な祭りですが、船浮は後継者不足のため重要無形文化財に指定されなかったという苦い歴史もあります。

イリオモテヤマネコの聖地としても話題

イダの浜

日本で最初にイリオモテヤマネコが発見されたことでも有名な船浮エリアですが、最初に捕獲した場所ではイリオモテヤマネコを発見し捕獲した記念碑も建てられています。

こちらも訪れた際にはぜひ見て欲しいスポットです。最初に見つけたおじいさん、まさかこんなに大事になるとは思わなかったでしょうね。ちなみに写真はヤマネコの銅像で、船浮ではなく県道沿いに設置されています。

最高級の美しい浜がイダの浜

イダの浜

車では辿り着けない秘境の船浮。そこにある美しいビーチがイダの浜です。船に乗り苦労して辿り着いた「イダの浜」の美しさには思わず目を見張る物があります。エメラルドグリーンの海は時が過ぎる毎に色を変えて行きまさに楽園のビーチとはこの事なんだなと感じさせてくれます。

観光客もなかなか訪れない秘境のビーチ。美しい海を独り占めするにはここは最適な場所なんです。そして沖合いにはウミガメがたくさん通ることでも有名なので、ぜひシュノーケルでウミガメ観察も楽しんでみてくださいね。ウミガメは全然逃げないので楽しく一緒に泳ぐことができますよ。

西表島観光には船浮とイダの浜は外せない

イダの浜

船浮とイダの浜はその海の透明度は素晴らしいものがあるので海水浴やシュノーケリングにおすすめです。しかも西表島特有の遠浅の海なので、小さい子供でも比較的安全に海の遊びができます。

リゾートビーチという感じではなく、人が少ない秘境の海なので、食事ができるお店やグッズが買えるお店も少ないのできっちりと準備を整えて行かないと不便な思いをすることもあります。美しいエメラルドグリーンの海を眺めながら砂浜でゆっくり、なんて言うのも贅沢ですよ。

イダの浜にはウミガメだけでなく、ヤドカリもたくさんいるので、穴をほってヤドカリレースを子供たちとするのも楽しいですよ。西表島に残る美しい秘境の集落「船浮」。ぜひ観光に訪れてみてください。時の止まった美しい町と海を楽しむことができますよ。