ユツンの滝

西表島で一番高い「ユツンの滝」のトレッキングツアーは眺望が抜群

こんにちは。西表島あそび編集部です。

カヤックを使って西表島を楽しむツアーがアクティビティの主流ですが、山登りだけで滝へ行けるコースもあります。滝上の標高が一番高くて眺望が素晴らしい、比較的に簡単に滝上行ける、そんな素敵なアクティビティがユツンの滝ツアーです。

眺望バツグンなユツンの滝へのアクセス

上原港が最寄のユツンの滝ですが、西表島の北部にその滝はあります。

県道沿いにあるユチン川と書かれた橋が出発の場所。ユチンとユツン、いったいどっち?と疑問になりますが、どちらも現在でも呼ばれています。ユツンの滝の由来は魚のチヌが関係していると言われているので、実はユチンの言い方の方が古いのかな?とも感じています。

ユチン橋の右側から白い滝のようなものが見えませんか?それが目的地であるユツンの滝です。トレッキングでおよそ2時弱の行程となりますが、初心者では少し大変なルートかもしれません。

橋の左側からピンクのリボンを辿り、川を横切り、一枚岩を登り、トレッキングをこなした人だけが見る事ができる絶景です。個人旅行でも行けないことは無いのですが、途中知識が無いと危険な場所もあり、ネイチャーガイドとツアーで行く事をオススメします。

肉眼で見ると凄く遠い場所に感じますが、トレッキングを2時間こなすだけなので、以外とあっと言う間に到着しますよ。

ユツンの滝の魅力をご紹介

写真を見て頂ければわかりますが、ユツンの滝上はかなり高度があります。「ピナイサーラの滝」も絶景で有名なのですが、そのピナイサーラよりさらに100メートル以上高さがあります。

滝上から見える海は青くエメラルドに輝き、すぐ下のジャングルは目にも良さそうな濃い緑。滝上からの景色は本当に素晴らしく、西表島を見下ろすには最適なスポットと言えます。

海の真ん中にはよく見ると座礁船が見えます。西表島あそびでは座礁船を巡るツアーも開催しています。あの美しい海をシーカヤックで周遊する、そしてシュノーケリングで美しい魚やサンゴを見る、なんてツアーもぜひ挑戦してみてくださいね。

この滝最上部の右からもう一段下の岩にも降りる事もできますよ。このスポットもユツンの滝ツアーの中でトップクラスのナイスビューエリアです。

ネイチャーガイドさんはランチになるとこの場所で調理することが多いです。この絶景を眺めながら食べるランチが不味いはずがありません。ちなみに滝下からだと左から滝をまいて進み、およそ15分ほどで滝上まで登れます。

ユツンの滝は3段で落差約30メートル

ユツンの滝は落差が約30mほどと言われている3段の滝です。と音も水量も大迫力ですが、滝壺はありません。滝壺ダイブはできないのですが、水浴びは心行くまで楽しむ事ができます。夏の暑い時期には滝の下に突入して修行僧の気分を楽しむ事ができますよ。

夏は日差しが強く湿度もかなり高いので、ユツンの滝ツアーは夏よりも秋や冬がおすすめ。トレッキングも気候が良いと体力をそこまで消耗しませんし、もののけの森とも言われる苔生した幻想的な場所を楽しむにはユツンの滝アクティビティが最適なんです。

今にも転がってきそうな大きな一枚岩

原生林を歩くだけでもワクワクしますが、今にも転がってきそうな大きな岩があったりと、数分歩くだけでトレッキングの景色は刻一刻と変わって行くのも楽しいポイント。

序盤にはジャックと豆の木のモデルにもなったと言われる世界最大の豆の木「モダマ」の群落があったり、その名を借りたモダマ池と言う小さな池まで存在します。夏はここで体を濡らしてから滝を目指すと涼しくて良いです。

モダマの種はなかなか落ちてませんが、植物が好きな方ならぜひ探してみてください。

双子滝にも寄り道できます

ユツンの滝の道中、双子滝にも寄り道が可能。通称マヤロックとも言われています。このようにユツンの滝の道中はホントにバラエティーに溢れてます。西表島の最高峰の山、古見岳にもユツンの滝ツアーから縦走できますよ。

ユツンの滝のおすすめポイントまとめ

ユツンの滝はなかなかの迫力の滝。本格的なトレッキングを体験して秘境の滝を見に行きたいならユツンの滝がおすすめです。途中には双子滝にも寄り道ができますし、古見岳に行くことも可能とバラエティー豊かなツアーです。

そして最大のおすすめポイントは眺望の良さ。ユツンの滝は西表島の滝の中でも一番標高が高いんです。その滝上から眺めるマングローブの緑と美しい海の青のコントラストは一度見ると、一生心の中に生き続けるはずです。

ぜひ一生物の心に残る西表島アクティビティを楽しんでくださいね。